かすりいと:久留米絣とアジアの布

久留米絣が生まれた土地で育ちました。絣の楽しさと旅先で出会ったアジアの布、絣イベント情報など。

ラオスに布旅2-ホアイホン職業訓練センター(染めの部)

福岡からハノイ経由でラオスの首都、ビエンチャンへ。

布旅の目的のひとつ、ホアイホン職業訓練センターのワークショップ、1日コースに参加してきました。

 

こちらのセンターは女性の自立支援と染織の伝統技法の継承のために作られた場所。

天然染料による染め、手織り、縫物の研修と製作をしているそうです。

この日は染め場の一角で、天然染料についての講義が行われていました。

 

私たちのワークショップは、午前中は染めのコース。

まずは見本写真の中から、染めたい柄と色を選びます。

 

きなりのシルクストールを渡され、スタッフのお姉さんの言うとおりに折ってネジネジにまいてビニール紐でぐるぐるに。

厚みのあるすべる布地なので、力を込めて縛ります!

 

黄色(ジャックフルーツ)に染めたかったのですが、この日は染料が無いとのこと。

オレンジ(ベニノキ+カイガラムシ)に染めることにしました。

先ほど縛った生地をまずは水の中でよく揉みます。

 

そして用意してもらった染料の中で、生地をひたすら揉み込みます。20分ほど。

 

次はその染料を加熱するのですが、ガスコンロが不調のためかまどで煮ることに。

何となく魔女の気分…。

 

15分ほど煮て水洗いし、くくり糸をほどいて完成です!


染料の中での揉み込みが足りなかったのか、右側の柄がうまく出ませんでした。

 

センターの人たちはとても優しく、さりげなく椅子を探して来てくれたり、火を使う時には、「気をつけてね」と声をかけてくれたり。

 

織り場の見学をして、少し早めに機織りを始め、美味しいお昼を食べて、さて午後もがんばるぞ、と思っていたのですが…。(続く)

 

お昼のパッタイ。美味しかった!

 

甘えん坊の兄弟猫。うー、るーと鳴いてお昼をねだります。

センターには犬も自由に出入りしてます。