Groundと伝統工芸展2つ、行ってきました!
土曜日はイベント3つハシゴの日でした。
Ground
まずは中央区港のGround。
リノベーションされた倉庫いっぱいに絣の服が並びます。
機織りの実演などもありながら、他の絣のイベントとは一線を画すお洒落さ。
小さなお子さんを連れた20代、30代のお客さんもいらっしゃいました。
新しい需要につながるといいな、と思いつつ、気軽に買える、絣の入り口になってくれるような服ももう少しあるといいのにな、とも感じました。
第52回日本伝統工芸染織展と第53回西部伝統工芸展
ビストロミネさんで美味しいお昼を食べてから、2つの伝統工芸展へ。
まずは福岡岩田屋三越の第52回日本伝統工芸染織展。
着物を中心に小倉織や綴の帯、佐賀錦の袋物など多数出品されていました。
松枝哲哉さんの久留米絣、藍から淡くなっていくグラデーションの部分が特に美しくてうっとり。
福岡三越の第53回西部伝統工芸展は、染織以外に陶磁器、漆器、竹工芸なども出品されています。
今回は各分野の受賞者に若い人が多かったのが印象的でした。
いろいろ厳しい話も耳にしますが、技術が継承されて行くことは本当に大切なことだと思います。
加藤伸子さんの受賞作「小夜時雨」はタイトルどおりの繊細な作品。(図録の表紙参照)
雨だれを思わせる縦糸の線とリズミカルで爽やかな文様が楽しいです。
広島現代美術館の竹口浩司さんの選評がとても詩的でした。
(「交わるいと」展から竹口さんの文章のファンなのです。同展の話はまた改めて。)